スポーツ紙デスクが分析する。
「今回もダルビッシュ有(パドレス、36)、大谷を準決勝から抑えで登板させる可能性は十分に考えられる。WBCで最後の1イニングを締める重圧は計り知れない。モノを言うのは修羅場をくぐり抜けた経験値です。ダルビッシュと大谷なら動じることがなく力を発揮できるでしょう」
大会参加チームで唯一の連覇を飾っている侍ジャパンだが、第3回大会、第4回大会は準決勝で共に涙をのんだ。そして、今回も勝ち進めば難敵の米国と「鬼門の準決勝」で激突する。
大谷は1月6日に臨んだ記者会見で米国の印象を聞かれ、
「トラウト選手は誰しもが認めるトッププレーヤー。個人的にはあんなにすごい選手が集まるとは正直思わなかった」
と評価した上で、
「選手は勝つことを考えていますし、ファンの方も勝つことが一番見ていて面白いと思うので一緒に戦えたらなと思います」
米国を倒し、覇権奪回を目指す。
(ライター・今川秀悟)
※AERA 2023年2月6日号より抜粋