もしかしたらYouTuberの動画をみて「自分ならもっと面白い動画が作れる」「こんなつまらない動画がなぜ人気なのか」「登録者が100人しかいないのはショボい」と思われたことがある方もいるかもしれません。1本でいいので、動画を制作すると、驚くほど多くの発見があります。動画を見ているだけでは決して分からない工夫や努力や大変さや手間を実感することができます。何げない画角の撮り方の難しさやテロップのフォントや位置や色の工夫、BGMや効果音の手間など、想像上に大変な作業の積み重ねがあります。YouTuberは、実はYouTube内ではクリエイターと呼ばれます。クリエイターの影の見えない努力と、思い通りの作品を作る難しさ、多くの人が関わるほどに難しくなるオペレーションなど、クリエイターなら理解や想像ができることも多くあります。
開会式についても、制限がある中でも発揮された素晴らしい点を評価し、理解できないクリエイターはいません。動画だけでなく、音楽や絵画や小説や漫画やアクセサリーなど、クリエイティブを発揮する分野は多くあります。実はクリエイティブに携わることは、それほど難しいことではなく、好きなイラストを描いたり、陶芸をしたり、手芸をしたり、頭の中で考えたことを形にするだけで視野が広がることもあります。そうすれば、今回の開会式でも工夫された点や見えない努力について想像力を働かせることができます。
常識を打ち破ったり、既成概念を壊したり、新しいフォームを考えたり、スポーツ選手の努力はおそらくコツコツと積み重ねるものと全く新しいことをすることが合わさっているはずです。そういう意味でスポーツ選手もクリエイターと言えるかもしれません。コロナ禍で暗いニュースが多い中、メダルを獲得したニュースは、世間を明るくしてくれました。選手の方々には、是非とも全力を尽くしていただきたいです。