東京五輪ではプレー以外の部分でも注目された大坂なおみ (c)朝日新聞社
東京五輪ではプレー以外の部分でも注目された大坂なおみ (c)朝日新聞社
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 大坂なおみ(テニス)、瀬戸大也(競泳)、桃田賢斗(バドミントン)。

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 東京五輪では金メダル獲得が有力視されていたものの“まさか”の敗退となったことが共通しているが、試合後に置かれた立場や周囲の評価は大きく異なっている。

 東京2020オリンピックまで今年のスポーツ界の“中心人物”だったのは大坂。全仏オープンでの記者会見拒否、大会途中での棄権、うつ病の告白など、プレー以外の行動が何かと話題となった。五輪でも開会式の聖火最終走者を務め、最も注目されたアスリートの一人だったのは間違いないだろう。

「聖火といい、試合といい、本当に夢のよう。悪いところはどこにもない。聖火の話を聞いた時は、びっくりしちゃった。信じられないほど名誉です」(大坂/7月25日)

 女子シングルス初戦での勝利後は、ミックスゾーンでマスコミの質問に対応。しかし、27日の3回戦で敗退するとミックスゾーンを通らずあっという間に会場を去った。その後、テニス協会関係者の説得で会場に戻り報道陣に対応したが、「ルールであることを知らなかった」という理由に納得できないファンも多いだろう。

「聖火の最終走者を務めるなど今大会の顔。本人がルールを知らなかったなら周囲にも問題がある。多くのスポンサーを抱えたプロアスリートとしては考えられない振る舞いです」(大手広告代理店関係者)

 自身のSNSなどで一方的に意見を述べる姿勢にも賛否両論がある。「日本代表としてこの大きな舞台に立てたことは私にとって夢のような時間」(大坂フェイスブック/7月28日)と試合後に語ったが、五輪でもその行動に疑問を感じるファンがさらに増えてしまった感は否めない。

 大坂と同様、瀬戸も五輪で大きく株を下げてしまった。

「本番で思い描くレースができたら、金メダルは99%獲れる。残りの1%をひっくり返されないように。正直、ライバルは自分自身だと思う」(瀬戸/6月3日「競泳ジャパンオープン」優勝後)

 五輪前には日本選手団の中でも最も金メダルが“固い”とされていた一人だったが、最初の競技となった400m個人メドレーで予選落ちすると、200mバタフライでも決勝に進めず。試合前のビッグマウス、さらにバタフライ予選後の「いろいろ言われてめっちゃムカつきますけど」という発言もあり、ネット上を中心に批判が巻き起こった。

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桃田も期待に応えられなかったが…