その点「ラヴィット!」も大して役立つ情報もないかわり、日常のひとときに「なごみ」をもたらしてはくれる。ときにはこの番組で、懐かしい芸能人を眺めたり、芸人の大喜利に笑ったり、占いの答え合わせに一喜一憂するのも楽しいのではないか。
19日の放送では、通算100回に到達。川島は、
「100回もやったんだって。これから200回、300回目指してがんばりましょう」
と、いつものゆるい調子で語った。こんな番組がもし1000回、2000回と続いたら、日本がもっと幸せになると思うのだ。
●宝泉薫(ほうせん・かおる)/1964年生まれ。早稲田大学第一文学部除籍後、ミニコミ誌『よい子の歌謡曲』発行人を経て『週刊明星』『宝島30』『テレビブロス』などに執筆する。著書に『平成の死 追悼は生きる糧』『平成「一発屋」見聞録』『文春ムック あのアイドルがなぜヌードに』など