実際、家庭教師を検討しているご家庭の話を聞くと、「ここを改善すれば点が伸びる」「まだ家庭でできることがたくさんある」ということも多々あります。

 毎日取り組む「計算と漢字」もそうです。

 中身も見ずに「毎日、それぞれ10分」というのはあまりに強引です。子どもによって、それぞれにかかる時間は異なります。最初は横についてどの程度自力で進めていけるか、どの程度時間がかかるかを親が把握し、その上で日々のスケジュールにどう組み込むか、親子で一緒に決めていきましょう。

◎安浪京子さん/アートオブエデュケーション代表取締役。関西と関東で塾講師を経験後、プロ家庭教師として約20年算数を教える。メンタルサポートも人気

※『親がやるべき受験サポート』(朝日新聞出版)から抜粋

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