打者では大阪桐蔭の花田旭と高松商(香川)の2年生・浅野翔吾の名前を挙げる。

「花田はしなやかでスイングが鋭く、技術で本塁打を打てる。初戦のバックスクリーンへの本塁打でスラッガーの証しを見せてくれた。浅野は打球の鋭さで群を抜く。大物感があり、西武山川穂高のような長距離砲になる可能性を秘めている」

 ずばり優勝校はどこか。

「休養日が減って後半は連戦になると考えると投手には不利で、打線が強力なチームが頂点に立つのでは。その意味では強打の松商学園(長野)や盛岡大付(岩手)も有力」

(本誌・秦正理)

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週刊朝日  2021年9月3日号を一部修正

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秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

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