保坂:政府・与党は歴史的な低投票率を狙っているかもしれませんが、そうさせてはいけません。野党には提案・実践力があると評価が高まるような論戦を期待したい。一方の与党には、野党案でもいい政策は国民の命を守るため取り入れる懐の深さを求めたいですね。

※この対談は8月22日より以前に行われました

(構成/本誌・亀井洋志)

保坂展人(ほさか・のぶと) 1955年、仙台市生まれ。東京・世田谷区長。ジャーナリスト。96年から衆議院議員を3期11年務める。総務省顧問を経て、現職(3期目)。著書に『脱原発区長はなぜ得票率67%で再選されたのか?』『NO!で政治は変えられない』など。

中島岳志(なかじま・たけし) 1975年、大阪府生まれ。政治学者。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。著書に『自民党 価値とリスクのマトリクス』『保守と立憲』『「リベラル保守」宣言』など。

週刊朝日  2021年9月3日号

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