石破茂元幹事長(C)朝日新聞社
石破茂元幹事長(C)朝日新聞社
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 菅義偉首相が自民党総裁選の不出馬を表明したことに、衝撃が走ったのは日本国内だけではない。海外でもニュースで大きく取り上げられた。お隣の韓国でも速報で報じられ、「次の首相」が注目に。各メディアが総裁選に立候補すると予想される政治家を分析している。

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 韓国国内で、「親韓派」として評価されているのが石破茂元幹事長だ。石破氏は昨年1月、韓国・東亜日報のインタビューに「首相になれば、韓国の歴史をもっと勉強したい。日本人が自ら過去の責任を明確に検証しなければいけない」と語っている。

「韓国は文在寅政権になり、日本との関係が急速に冷え込みました。元慰安婦問題、元徴用工への賠償をめぐる裁判、自衛隊機に対する韓国軍艦のレーダー照射問題…文政権は日本に強気な姿勢をとることで国民の支持を高めていた側面もあります。ただ、事態が深刻になると韓国のデメリットが大きい。日本政府に対し、韓国の裁判所は来年3月21日までに韓国内の保有財産のリストを提出するよう命じましたが、文大統領はこの問題について沈黙している。裁判所の判決を支持すれば、日本が経済制裁に動く可能性があるからです。菅首相は元慰安婦問題、元徴用工への賠償を巡る裁判は『韓国国内の問題』と従来の姿勢を取り、会談に応じる姿勢を示さなかった。首相が変わることは韓国にとって関係改善の大きなチャンスととらえているのです」(韓国駐在の通信員)

 日本の世論調査で人気が高いのが河野太郎ワクチン担当相だ。自身のツイッターで公務の合間をぬって投稿されるツイートが若い世代を中心に人気に。「気が短いのがタマに傷だけど、一番血の通った政治家で忖度しないように感じる」、「落ち度があれば謝るのが河野さんのいいところ。麻生派だけど、安倍、麻生、二階のトライアングルではなく新しい世代の代表としてトップになってほしい」など支持が多い。

 父の洋平氏は官房長官だった1993年に慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めて謝罪した「河野談話」を発表して波紋を呼んだが、息子の河野大臣のスタンスは異なる。

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