中日は強ければお客さんも入ります。チームの不調とともにバンテリンドームの立地条件などがファンからの不評を買っており客足は悪い。しかし優勝争いをすれば名古屋に熱狂は戻って来ます。中心となってチームを牽引するのが、かつての主力選手の息子なら言うことない。コロナ禍なども重なり元気がない名古屋の光になってくれるはず。イ親子の中日入りをファン、関係者の多くが待っています」(中日担当記者)

 NPBでは二世選手の活躍は難しいと言われるが、韓国出身のイ・ジョンフにとってはそれは関係ない。名古屋で生まれた将来性豊かな韓国球界の若きスターと、母国で『風の子』と呼ばれ、中日を頂点に導いた父イ・ジョンボム。2人の今後から目が離せなくなってきた。NPB入りすることがあるとするなら、もちろん中日が最有力となるだろう。

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