料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「いろいろキノコのニンニクバジル炒め」。
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秋といえばキノコが食べたくなりますね。椎茸、マッシュルーム……いろんなキノコをニンニクや唐辛子と一緒に炒めて、ちょっとスパイシーに召し上がってみませんか? 肉や魚料理の付け合わせになりますし、ワインのおつまみにもおすすめですよ。
キノコは炒めるとしんなりとしてカサが減るので、たっぷりと使ってください。まんべんなく火が入るよう、それぞれ適当な大きさに切ります。
ニンニクと唐辛子は、オリーブ油を熱してから入れると焦げやすいので要注意。油と一緒に入れてから弱火にかけて炒めます。そして香りが出たらキノコを加え、中火で一気に仕上げましょう。じっくりやると水分が出てしまうので手早くするのがコツ。バジルは香りが肝心なので、火を止めてから、塩、黒胡椒とともに加えます。
今回は洋風にしましたが、塩と黒胡椒の代わりにお酒と醤油で味付けすると和風のおかずになります。その場合、バジルをネギに変えるといいですよ。
(構成/沖村かなみ)
◆いろいろキノコのニンニクバジル炒め
【材料】(2人分) しめじ、椎茸、マッシュルーム、エリンギ合わせて200g、ニンニク1片、赤唐辛子1本、バジル(みじん切り)大さじ2、オリーブ油大さじ2、塩・黒胡椒各少々
【作り方】(1)しめじは石づきを切り落としてほぐす。椎茸とマッシュルームは4等分に切る。エリンギは縦半分に切り、斜め切りにする。(2)フライパンにオリーブ油、ニンニクのみじん切り、赤唐辛子を入れて弱火にかけて炒める。香りが立ってきたらキノコ類を入れ、中火で少し色付く程度に炒めて火を止める。(3)バジルのみじん切りを加えて混ぜ、塩、黒胡椒で味をととのえ、器に盛り付ける。
【ワンポイントアドバイス】キノコは水洗いせず、汚れが気になるようであれば乾いたふきんで取り除く。バジルは炒めすぎると香りが飛ぶので火を止めてから混ぜ合わせる。
※週刊朝日 2021年10月22日号