
「コンビニ百里の道をゆく」は、52歳のローソン社長、竹増貞信さんの連載です。経営者のあり方やコンビニの今後について模索する日々をつづります。
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緊急事態宣言が解除されました。飲食店でお酒を楽しむ人たちの姿が、少しずつみられるようになってきましたが、コロナ禍のこの1年半ほどは、「お酒を飲みながら語らう文化」にとって試練の日々でした。
私もコロナ以前は、全国のマチマチに出張した際、若手社員やオーナーさんとよく、晩御飯をご一緒していました。でも、このところは現場を回った後、夜一人で食事をしてホテルに戻る。これが寂しい。本当ならお酒や食事を共に楽しみながら、「こういうところ、すごく頑張っているよね」などと皆で認め合ったりしたいところです。