「小選挙区は全候補者の中で一番にならないといけませんから、『音』『見栄え』、そして『書き心地』も考慮して表記を決める必要があります」(大濱崎氏)
■難解な漢字でもメリットになるケース
一方で、例外もあるという。
例え簡単な漢字の名字ではなくとも、その候補者の一族が地元で知れ渡っており、その一族の人間だとアピールした方がメリットになる場合などがそれに当たる。
ちなみに沖縄の選挙ではカタカナを採用する候補者が多いが、これは昔からの習慣で地域の文化的なものだという。
「候補者によって判断はさまざまですので、ひらがな表記が増える傾向にあるとはいえ、激増するということはないと考えています」(大濱崎氏)
「落ちればタダの人」かもしれない候補者たちの戦いには、こんな目に見えない戦略が隠されている。
(AERAdot.編集部・國府田英之)