新庄監督に代わり、若手たちのモチベーションは高い。野手陣を見ると、レギュラー格の野村佑希を筆頭に佐藤龍世、郡拓也、五十幡亮汰、万波中正、今川優馬とイキのいい若手が多い。清宮もその成長株の1人だが、チャンスは無限にあるわけではない。
「栗山政権の時の日本ハムは自主性を重んじる雰囲気だったので、ああだこうだ首脳陣に言われることがなかった。新庄監督はチャンスを平等に与えるが、結果はシビアに見るでしょう。清宮はそのチャンスを生かせず来年も今年のように1軍の戦力にならなかったら、トレード要員になる可能性がある。のんびりした性格ですが、さすがに危機感を感じているでしょう。長距離砲としての才能は間違いなく素晴らしい。意地を見せてほしいですね」(スポーツ紙デスク)
同期入団の村上は史上最年少で選出された侍ジャパンで東京五輪の金メダル獲得に貢献。シーズンも打率.278、39本塁打、112打点で自身初の本塁打王を獲得し、6年ぶりのリーグ優勝に導いた。清宮は大きく水を開けられたが、このままでは終われない。新庄監督から下された減量指令は自分を変える大きなチャンスだ。(牧忠則)