かつては外国の強豪馬も参戦していたジャパンカップ※画像はイメージ(写真/gettyimages)
かつては外国の強豪馬も参戦していたジャパンカップ※画像はイメージ(写真/gettyimages)
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 秋のG1戦線もいよいよ佳境。28日には東京競馬場でジャパンカップが行われる。今でこそ国際G1としては斜陽の感もあるジャパンカップだが、かつては海外から名馬が何頭も来日して日本の強豪たちと名勝負を繰り広げた。

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 ベテランの競馬ファンがジャパンカップで印象に残る外国馬と聞いてまず思い浮かべるのは、1989年の第9回でオグリキャップと激戦を展開したホーリックスだろう。

 レースはイギリスのイブンベイとアメリカのレコードホルダー、ホークスターが超ハイペースで飛ばす消耗戦となる。オグリキャップはこれをスーパークリークと共に4、5番手で追走。その前にいたのがニュージーランドの6歳牝馬(旧馬齢では7歳)ホーリックスだった。

 そのホーリックスが残り400メートルで先頭に立って後続を突き放すと、追いすがったのはオグリキャップのみ。しかし鞍上のL.オサリバン騎手の風車ムチに応えたホーリックスはクビ差でオグリキャップを抑え切った。勝ちタイムの2分22秒2は芝2400メートルの世界レコード。東京競馬場のコースレコードとしては改修まで破られることがなく、競馬ファンにとって「2:22:2」は特別な数字として記憶に残り続けた。

 今年の仏G1凱旋門賞ではドイツ馬トルカータータッソが下馬評を覆して優勝し、大きな話題となったが、ジャパンカップ史上に残るドイツ馬と言えば1995年の第15回を制したランド。この年のジャパンカップは股関節炎からの復活を期して叩き2戦目を迎える三冠馬ナリタブライアンが話題の中心で、そのほかの日本のG1馬は同世代の2歳女王ヒシアマゾンのみという手薄なメンバーだった。

 それに対して外国馬はアメリカの芝路線で活躍し、前年のジャパンカップでは1番人気に推されるも5着だったサンドピットや、この年の米G1アーリントンミリオン覇者アワッド、仏オークス馬カーリング、豪G1マッキノンステークスを勝って来日のデーンウィンなど多士済々で、ドイツやイタリアでG1勝ちがあるもののの前走の米G1ブリーダーズカップターフで12着と完敗したランドは6番人気に推されていた。

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話題の中心となった凱旋門賞馬とえば?