「『なつぞら』の後、2019年に放送された生田斗真主演ドラマ『俺の話は長い』で、毒舌で我の強そうな中学生という『なつぞら』とは全く違った役を好演していました。また、3月に公開され、成田凌とW主演した映画『まともじゃないのは君も一緒』では、SNSで情報を得て恋愛上級者ぶる毒舌女子高生を演じ、成田演じる予備校講師との絶妙な掛け合いにネット上では、『コメディエンヌもいける』と評価されていたりと、コミカルな演技も実は得意なんです」(同)

■13歳でデビューし業界内でも高評価

 さらに、芝居に対する姿勢もしっかりしているようだ。民放ドラマ制作スタッフは言う。

「清原さんは13歳で朝ドラ『あさが来た』で女優デビューしており、実はキャリアが豊富。女優キャリアの中ではNHKのドラマ出演が多く、あの分厚い台本をしっかり読み込み、役と向き合ってきた経験も業界内で評価されています。だから今回の主演ドラマもまったく不安要素はなく、実力を発揮すると思います。人柄も落ち着ているだけで“暗い”というわけではありませんし、過去の出演作からはどんな役でも演じられる才能を感じますね」

 ドラマウオッチャーの中村裕一氏は、彼女の魅力についてこう分析する。

「“暗い”というのは、あくまでもこれまで演じてきた役柄やドラマのイメージにすぎません。裏を返せば、それだけ彼女が与えられた役をしっかり演じきることができる証拠でもあります。個人的には、生命の尊さを等身大に受け止める見習い看護師を演じたドラマ初主演作『透明なゆりかご』(2018年)が鮮烈に印象に残っていますが、同じ年に流れていたオロナミンCのCMでは、学校に遅刻しそうになって慌てふためく女子高生役でキュートかつコミカルな演技を披露しました。この頃もうすでに優れた表現者としての片鱗をみせていました。朝ドラで全国的知名度を得てからのラブコメディー主演は、女優としてさらに飛躍する絶好のタイミング。彼女ならきっと素晴らしい演技で期待に応えてくれるでしょう」

 TBS火曜22時枠といえば、「逃げるは恥だが役に立つ」や「恋はつづくよどこまでも」に代表される“胸キュン枠”として知られる。この枠で清原果耶がどんな演技を見せてくれるのか楽しみだ。(丸山ひろし)

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