来年1月よりスタートするTBS系火曜ドラマ「ファイトソング」で、主演を務める女優の清原果耶(19)。空手一筋で恋愛経験のないスポ根女子(清原)と男性2人の三角関係を描くラブコメディーで、持ち前の明るさで逆境を跳ね飛ばしていくという役どころだ。
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清原といえば、今年前期放送のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインを好演したことも記憶に新しい。「ファイトソング」は朝ドラ後、初の連ドラ主演となるが、SNS上でも「清原果耶ちゃん×TBS火10は絶対面白い」「清原果耶さんの違う面が見られるので楽しみ」など、期待する声が目立っている。
一方で「おかえりモネ」は、これまでの朝ドラヒロインと比べて物語が「暗かった」ことが賛否を呼んだ。震災を扱う内容ゆえ、重くてシリアスなシーンも多く、放送終了後は一部で「やっと暗さから解放された」という声もあった。清原もキラキラ感が薄いキャラクターを演じていたためか、ネットでも「朝ドラで暗いイメージが付いてしまった」「明るい役よりどこか影がある役の方がいいな」などの意見があり、女優として一定のイメージがついてしまった感もある。
「確かに朝ドラでは重苦しいシーンも多々ありましたが、本人自身が暗いわけではないようです。例えば、10代らしからぬ個性的な趣味を持っていて、『朝の5時に起きて散歩。好きなスポットは神社。好きな食べ物は〆さば』と、バラエティー番組でデビュー当時のマネージャーに明かされていました。別の番組では『盆栽がすごく欲しい』『和菓子が大好き』と告白。そうしたところを見ると、“暗い”というよりも“落ち着いている”と言ったほうが的確でしょう。また、一人でご飯に行くのも大丈夫なタイプのようで、『お昼ご飯、そば食べに行こう』と思いついて一人でふらっと行くなど、活動的な一面もあります」(テレビ情報誌の編集者)
そんな大人びたところも魅力の一つだが、演技力にも定評がある。17歳のときに出演した広瀬すず主演のNHK朝ドラ「なつぞら」では、主人公と生き別れになった妹役に抜擢されたのだが、ドラマ後半で主人公と28年ぶりの再会を果たすシーンで、彼女は見事に母親となった30代の女性を演じたのだ。当時、年齢に合わせた表情や口調、どこか疲れた雰囲気など、17歳ということを忘れさせる演技に称賛の声が集まった。