今年も残り1か月を切りました。街中にはクリスマスソングが流れ、年末気分を盛り上げてくれています。年末と言えば流行語大賞。今年は大リーグの大谷翔平選手にまつわる「リアル二刀流/ショータイム」に決定しましたね。大谷選手の今年の活躍と日米での盛り上がりを考えると納得です。
では、皆さんは「すとぷり」「はにゃ?」「48-フォーエイト」「地球グミ」と聞いて、何のことかわかりますか?
筆者は、かろうじて「地球グミ」だけ知っていましたが、他の言葉はまったく聞いたこともありませんでした。
これらは、スマホ等での日本語入力アプリを運営する「Shimeji」さんが実施した、「Z世代が選ぶ今年のトレンドアワード」で、上位にランキングされたアーチストや言葉、モノなどです。
筆者と同じ世代の方々はもちろん、大半の方々にとっては、「なんのこっちゃ?」ではないでしょうか?
Z世代とは、1990年代後半から2010年頃に生まれた、現在10代半ばから20代前半の世代を指す言葉です。彼らの親世代を「X世代(Generation X)」と呼んだことの流れで名付けられたとのことです。ちなみに、その間の世代は「Y世代」とのこと。
Z世代は、生まれた時から高度なインターネット社会の中で育ち、スマートフォンを当たり前に使いこなす、デジタルネイティブ世代と言われています。デジタルツールを使いこなし、最新の流行やトレンドなどの情報発信の中心を担っています。
筆者も属する「X世代」が個を重視するのに対し、「Z世代」は人とのつながりを重視する傾向が強く、より複雑な人間関係の中で悩むことも多いそう。そして、社会とのつながりについても高い関心を持ち、社会貢献活動やSDGsにも積極的にかかわっていこうという考えを持っています。
Z世代は、現在の日本の人口の約14%を占めており、現在はまだ多くが学生ですが、すでに新たな流行を生みだすなど、今後の消費活動の中心を担う層として、多くの企業が注目しています。