動物写真家・岩合光昭さんと一緒に暮らす智太郎くん(トモ)が「週刊朝日」の表紙に登場。兄弟猫の玉三郎くん(タマ)とともに、岩合家にやってきたのは3年前のこと。岩合さんが二匹の魅力を語りました。
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「僕はネコになりたい」と語るほど猫好きの動物写真家・岩合光昭さんは、玉三郎(タマ)と智太郎(トモ)という兄弟猫と暮らしている。
黒色のキジトラ柄がタマ、茶色のアメリカンショートヘア柄がトモだ。
2018年4月に岩合家にやってきた当時、500グラムほどの赤ちゃんだった2匹。3歳になった今、体重は6キロほどにまで増え、大人の貫禄が出てきた。成長を見守ってきた岩合さんは「大きくなるにつれ、ヒトの言うことを真剣に聞くようになった」と話す。
撮影に出かけるためにカバンを広げて旅支度をすると、複雑な顔で見つめてくる。「明日からロケだからね」「留守番頼むよ」と何度も言い聞かせる。前は、姿の見えないご主人を鳴いて捜しまわったが、しっかり話すようにしてからはいい子で待っていてくれるようになった。
表紙の写真は、朝ごはんのあと寝室にやってきたトモがベッドでまどろむ一コマ。両手をぐーっと伸ばすのは、トモのお得意のポーズ。タマの場合は、片手だけで伸びていることがよくあるとか。
実はこの写真、ベッドの下にタマもいる。近くにいないと「どこー?」と呼びあうほど、いつも一緒にいたいタマトモは、このあと仲良く夢の中へ。岩合家は今日も平和です。(本誌・大谷百合絵)
※週刊朝日 2021年12月31日号