隼君が『干潟のサバイバル』を参考に作ったノート
隼君が『干潟のサバイバル』を参考に作ったノート

「『実験対決』も『サバイバル』も、“お勉強”という雰囲気がしないのがいいですね。うちの子は押しつけがましいのが嫌いで、少しでもそう感じるといいものでも拒否反応を示すんです。本もこちらからすすめずに、本人が“発見した”のがよかったんだと思います(笑)」(りく君の母)

 最近のりく君は、「早く3 年生になって理科の授業がやりたい、実験してみたい」と言ったり、「慣性の法則って知ってる?」と、家族に説明してくれたりするという。

「どこまで本当に理解しているのかわかりませんが、理科の雰囲気に触れるだけでも意味があるのかなと思います。『実験対決』も『サバイバル』も漫画とはいえ、難しい言葉も登場するので、文章力も向上した気がします。音読も以前よりもスラスラできるようになりました」(同)

 神奈川県の小学2年生・西山大智君は、図書館で借りた『激流のサバイバル』『洞窟のサバイバル』がきっかけで、「サバイバル」のファンになった。

「モモがヘンなことしてるのがおもしろかった!」(大智君)

「モモ」とは「洞窟のサバイバル」の主人公。「お尻ダンス」を踊り、おならもしょっちゅう。そんな“小学生男子が好きそうなエピソード”が、大智君の心をつかんだようだ。さらに現在は、多くのタイトルで主役を務める「ジオ」がお気に入りだという。

「ジオは知らないことばっかりだから、仲間がいろいろ教えてくれるのが勉強になる!」(同)

 実際、大智君の頭の中にはかなりの知識が入っているようだ。大智君のお母さんはこう話す。

「意外なことを知っているので、『それどこで覚えたの?』と聞くと、『サバイバルだよ、ここに書いてるよ』と、ページを見せてくれたりします」

 今は寝る前の読み聞かせでも、お母さんに「サバイバル」をリクエストしているという。

 千葉県の小学1年生、にこちゃん(7)のお宅には、「サバイバル」シリーズ、「歴史漫画タイムワープ」シリーズが全巻そろっている。にこちゃんのお母さんに話を聞くと、こんな答えが返ってきた。

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「こんなにハマるとは思いませんでした」