──NHK朝ドラ出演を機に、お芝居の仕事が続いています。昔から役者の志望はあった?

 興味はすごいありましたよ、ずっと。夏、(大阪)松竹座で舞台をやるのは関西Jr.の伝統なんですけど、(ジャニーズWESTの桐山)照史くんのお芝居を見て、面白そうやなあ、いつかやりたいなあって。(事務所に)入ってすぐのころから憧れはありました。

 舞台「少年たち」で初めてお芝居をやったとき、今までやってきたものとはちがう感覚がありました。怒られても全然嫌じゃなくて、それより、あ、なるほどこうしたらそう見えんねやって。とにかく楽しかった。

──今年2月からはソロコンサートも開きました。

(開催の)いきさつは全くわからないんですけど、突然言われて。(Aぇ! groupの)メンバーもみんな、すごいなあって言ってくれました。やっぱ松竹座っていう場所の重みは感じましたよね。2020年に関西ジャニーズの全グループが松竹座で配信ライブをしたんですよ。そういう歴史とかドラマに触れてきたから、あそこで俺は1カ月ソロコンをすんのかって。それはちょっとプレッシャーありましたね。

 でも考えててもしゃーないじゃないですか。実際、本番が近づいてくるとそれどころじゃなくて。セットリストとか演出とか衣装とか、普段は6等分してるけど、基本的に全部一人でやらせてもらったから。

 いやー楽しかったです。またやりたいと思ってしまうぐらい。今回、けっこう詰め込んだなあっていう自負があるんです。“リア恋”(リアルに恋してしまう)って言っていただくことも多いので、いろんな恋愛観の曲のメドレーを作ったり、少年隊さんとか伝統的なジャニーズの楽曲をやったり、最後は自分の得意なギターで締めて。初のソロコンなんで、アイドルな部分もパーソナルな部分も、自分の持ってる要素を一個一個ピックアップしていったライブでした。

──もし次があるなら?

 逆にテーマ先行で、そこに自分がどうアプローチするかみたいな作り方ができたら面白いかな。テーマはひらがなで「まさかどわーるど」とか。やわらかい感じ。いろんな国のテイストを集めて、イギリスやったらロック、アメリカやったらヒップホップダンス、とかね。正門世界旅行みたいな。

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