カトリーヌさんは、一周回ったこんな楽しみ方を勧める。
「もうこうなったら、『絶対に突っ込んではいけない朝ドラ』という感じで、むしろ修行の思いで見る。『また今日も突っ込んでしまった』、みたいな(笑)。今後の作品を鑑賞する際も、『いや、ちむどんどんに比べたら』『ちむどんしちゃったな』などと引き合いに出されそうで、ある意味、歴史に爪痕を残した記念碑的作品とも言えます」
NHKに視聴者の声やSNS上での反応は届いているのか。質問を投げかけると、広報局から次のような回答があった。
<制作過程についてはお答えしておりませんが、厳しいご意見を含め、さまざまなご意見をいただいていることは、とても参考になり、ありがたいと思っています。
番組は今後、放送最終盤を迎えますので、支え合い成長していく主人公とその家族の展開と結末を楽しんで御覧いただければと願っています>
終わりよければすべてよし、有終の美を飾り、反省会にあけくれた日々を懐かしく感じる<#ちむロス>なんて現象が起こるかもしれない。(本誌・太田サトル)
※週刊朝日 2022年9月23・30日合併号