力強い所信表明と明るいジョークで、一瞬で会場を結束させた3人。円陣を組み、拳を突きあわせ、「頑張っていきま勝利で、いきマリウ~ス!」とキメると、Sexy Zone初のサマーツアー「ザ・アリーナ」本編がスタートした。

 まずは、今年6月にリリースされたアルバム「ザ・ハイライト」の収録曲から、夏にぴったりな爽やかダンスナンバー「SUMMER FEVER」。今回のステージには、アルバムコンセプトである80年代風の演出が散りばめられており、音楽番組「ザ・ベストテン」でおなじみのフラップ式パネルをアレンジした“セクシーフラップ”が曲名を告げる。

 ノースリーブ&短パンに、ハチマキ、リストバンド姿で登場する“昭和アイドルコーナー”では、80年代風にアレンジした「Sexy Zone」「君にHITOMEBORE」「麒麟の子」をメドレーで。大先輩・光GENJIを思わせるローラースケートにも挑戦。前の人の腰をつかんで縦列を組み、松島を先頭に滑りはじめるも、足取りはおぼつかない。止まることができないためドミノ倒し式の衝突事故が勃発したり、大技に挑戦しようとしてあやうく中島と松島がキスしそうになったり、爆笑必至のヨタヨタ演出で盛り上げた。

 早着がえ時は、スクリーンにステージ裏の中継が。メンバーの上裸が露わになるサービスタイム!ではなく、ここもネタ枠。「あと1分20秒です!」というスタッフの声に、「くっそー、時間にとらわれない生き方をしてるんだけど」(中島)などと焦る一同だが、全員で佐藤のソロ曲「Why?」を歌いはじめると一気にいじりモードに。菊池は佐藤の写真を握りしめながら「勝利―――!」と泣き叫び、松島は「勝利からもらったネタやりまーす! 取って入れて出す! はぁ~い!」と、過去に芸人・江頭2:50のモノマネに挑んだ佐藤のモノマネを披露。それでも懲りずに、「『24-7(~僕らのストーリー~)』[※Sexy Zoneの楽曲]の勝利のモノマネやりまーす! 刻まれてくTimeline♪」と、捨て身の変顔で笑いをさらった。

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