「こうして厳しい状況下でステージに立つことができることを、本当にありがたく幸せに思います。それはもう紛れもなくみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。そしてドームが決まりました。今日ここに来られた人も来られなかった人も、それから勝利、マリウスも、僕たち3人も、とにかく来たか来られなかったかじゃなくて、東京ドームに大阪ドームに来られるか来られないかではなくて、1つの夢をみんなで共有できたことを、それが本当に僕はうれしく思いますし、誇りに思っております。だから今、今がいちばん大事だと思います。明日から普通の日々が始まりますが、そんな普通の日々に僕たちSexy Zoneも寄り添えるような、そんな活動をできたらいいなと思っております。さあ、Sexy Zoneは5人からなるグループです。こうしてペンライトを今紫に変えてくれて、青に変えてくれて、緑に変えてくれて。ただSexy Zoneは5色からなるグループです。次は最後の曲です。最後の曲は、赤とオレンジも添えてみんなで心のなかで歌っていただけたらなと思います。僕を中心にこちら[上手を指して]のみなさんは赤にしていただけますか? そして反対のこちら、お、オレンジになってますね。ありがとうございます。さあ、これでSexy Zoneがそろいました。ここ横浜アリーナで5人が一つになりました。みなさんと僕たちとの夢のようなひとときに、この曲を。Dream」(菊池)

 右半分が赤、左半分がオレンジに染まった会場。エモーショナルなミディアムバラードに合わせて、無数のペンライトのささやかな光が揺れる。その場にいても、いなくても、同じ夢を信じる人たちがそっと手をつなぎあうような、どこまでもやさしい光景が広がっていた。

ライブツアー「ザ・アリーナ」は、8月20日・21日の静岡公演でフィナーレを迎える。

 取材 大谷百合絵(本誌)