ぺこ 昨日も早く寝てほしいのに、歯磨き終わって「クチュクチュペ」するまでにも5分くらいかかりました。で、こっちもけっこうイライラなって、やっと「クチュクチュペ」しても次は、水を出したり止めたり、出したり止めたりし始めて。
もうプッチンと来て、「なにしてんの!」「水で遊ばないで!」みたいな感じで怒ったら、「ここ」って言われて、見たら泡があったわけ。それをどうにか流したくて、勢いをつけたら流れるかな、ってしてたらしくて。その瞬間は怒ってるからこっちも共感できへんくて、「いいからパジャマ濡れるから早くして!」、「早く寝るよ」みたいなこと言っちゃったけど、1分後くらいにふっと落ち着いたとき、「さっき泡を流したかったんだよね」って言って。それだけでも違うやん。
りゅう 全然違う。
ぺこ 後付けでもいいから共感するようにしている。
りゅう 子どもが「親はどうせわかってくれない」ってなってしまうのは、親の共感が足りないからなのかなって、ぼくは思ってる。「ちゃんと味方でいてくれる」、「自分の話をちゃんとわかってくれる」という存在で僕もいたいなと思ってる。だから、小さい頃から共感してあげるのは大事と思いますね。
ぺこ こっちも人間やから、いくら子ども相手でも素直になられへんときってあるやん。私はめちゃくちゃそういうタイプ。だから、そこは「頑張れ、自分素直になれ」って思って、「ごめんね、嫌だったよね、ママ怒りすぎたよね、そうしたかったんだよね」と頑張っていうようにしてる。
――パパ、ママとしてお互いに「すごいな」「尊敬できるな」と思うところはありますか?
りゅう ぺこりんは息子を中心にいろんなことを考えてくれていて、息子のことで悩んでしたりしている姿を見てる。でも、僕は心配していません。お仕事で夜遅い日が続いて久々にゆっくり息子の笑顔を見たとき、「ぺこりんに任せられる、安心できるなぁ」って僕は思える。ぺこりんが息子のことを一番に考えて動いてくれているというのが伝わるから。