(4)相手の感情を客観的に伝えない
攻撃してくる人への対処法として、相手に「落ち着いてください」と伝えるのはなかなか難しいと思います。
怒っている人に、「あなたは怒っている」という相手の感情状態を伝えても冷静に戻ることはほとんどなく「怒ってなんかない」と返されるケースが多いと思われます。押さえつけられている気がしてエスカレートする人もいます。
嫉妬心もそうですが、ネガティブな状態を指摘されると相手は余計に怒ることがあります。まれに、リアルでは人から見られていることを意識して冷静になる人もいますが、SNS上では逆上する人が増えるだけです。相手の感情の状態には触れないほうがよいと考えます。
もし落ち着かせたいなら、相手の感情を上回る感情(強い謝罪)などで対処するほうがいいでしょう。相手が怒るのはこちらの感情を揺さぶることが目的です。その場合には揺さぶられたように見せて、大きな声で謝罪することがよいのです。
これは対面の場合に使えます。冷静に「すみません」と伝えると相手は余計に怒ってくることがあります。