形に残らないものでぶっ飛んだお金の使い方をしたのがNFL(アメリカンフットボール)のバイキングスなどでプレーしたブライアント・マッキンニー。現役時代は通算12シーズンで総額約5100万ドル(約58億4000万円)ものお金を手にしたが、引退前の2011年にハリウッドにあるナイトクラブで高級シャンパンを15本注文。一夜にして10万ドル(約1100万円)を散財したと伝えられている。

 だが、どれだけお金を稼いでも変わらず“質素”なお金の使い方を続けるアスリートも決して少なくない。

 一般人でも乗らないような超格安の車を使用し続けているのが、NFLのカウボーイズなどで活躍したアルフレッド・モリスだ。モリスはこれまでNFLのオールスターに当たるプロボウルに2度選出されるなど、プロ入り後の2012年から2020年までに約850万ドル(約9億8000万円)を稼ぎ出している。他の高給取りのアスリートと比べると“超”のつくお金持ちではないが、それでも十分な額だ。だが、彼は大学時代に知り合いの牧師から譲り受けた車を今も乗り続けているからというから驚き。さらに凄いのがその車の購入価格がたった2ドル(約230円)だったということ。

 ちなみに車種は1991年製造の日本車「マツダ・カペラ」。2013年にはマツダのディーラーに改装してもらった愛車については「ずっと自分のベイビーでいてくれるだろうね。“彼女が死ぬまで”は乗り続けるよ」と語っている。

 また、NBAで長年スター選手として活躍するカーメロ・アンソニー(レイカーズ)もお金について“庶民的”な一面があり、スーパーマーケットに行く際にはクーポンを利用しているとのこと。2003年のプロ入りからこれまでの年俸総額は約2億6300万ドル(約301億円)と途方もない額となっているが、いまだに“節約”しているのはある意味凄い。

 とはいえ、カーメロはここぞの時はお金を使う主義のようで、2015年にはプエルトリコのプロサッカーチームを購入しており、ただ倹約をしているということだけではないようだ。

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