新庄剛志
新庄剛志
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 2022年、明日への不安が渦巻く空気を払しょくし、新時代の主役に躍り出るのは誰か。本誌は独断と偏見で、今年“絶対来る”人物を選んだ。

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 今年こそは明るい年に……そんな願いを込めて、本誌は各ジャンルごとに、今年、目覚ましい活躍を見せてくれそうな“絶対来る”人物を厳選した。

羽生結弦
羽生結弦

 まずは、スポーツ。今年の一大イベントといえば、2月4日開幕の北京冬季五輪・パラリンピックだ。男子フィギュアスケートでは、羽生結弦がまだ誰も成功させたことのない新技・4回転アクセルを成功させ、3大会連続金メダルの偉業を成し遂げられるかを見届けたい。女子スピードスケートでは、4大会連続の出場となり、500メートルで2連覇を目指す小平奈緒の活躍に期待が高まる。

小平奈緒
小平奈緒

 春に開幕するプロ野球では、日本ハム監督に就任した“ビッグボス”新庄剛志が台風の目。チームの勝敗もさることながら、話題性という面でも野球界に新たな風をもたらしてくれそうだ。

 海の向こうではメジャーリーグで昨季のMVPを獲得した“二刀流”大谷翔平がベーブ・ルース以来となる偉業「1シーズンで2桁勝利と2桁本塁打」を達成し、さらなる飛躍を遂げられるか。

大谷翔平
大谷翔平

 11月には、サッカーW杯カタール大会が開幕。ベルギーリーグで活躍し日本代表に初選出された三笘薫など、新世代の活躍が鍵になりそうだ。

 政治では、夏に岸田文雄政権の「中間テスト」とも言える参院選が控える。コロナ対策をうまく舵取りしながら、ド派手にぶち上げた「新しい資本主義の実現」という大風呂敷をどう具体化するか。首相側近で「ブレーン」とされる木原誠二官房副長官らの手腕も問われる。

 自民党内では、安倍晋三元首相の支持を背景に昨年の総裁選で存在感を示した高市早苗政調会長や、悲願だった衆院へのくら替えを成功させ首相候補に躍り出た林芳正外相など、「ポスト岸田」を見据えた勢力争いも始まっており、永田町の勢力図が大きく変わっていきそうな気配を見せている。昨年、「党風一新の会」を立ち上げて存在感を示した福田達夫総務会長など、若手が台頭するか。

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