4位:DeNA

一軍主力投手:
一軍主力野手:牧秀悟
一軍戦力投手:京山将弥、伊勢大夢、桜井周斗
一軍戦力野手:山本祐大、森敬斗
二軍主力投手:(宮城滝太)
二軍主力野手:益子京右、小深田大地、田部隼人、細川成也

 チームは完全に打高投低の状況だが、若手に関しても同様の傾向がはっきりと見られる。野手では牧の存在がやはり大きい。昨年もシーズン終盤に成績を上げているだけに、他のルーキーと比べても2年目のジンクスにはまる心配も少なそうだ。また手薄なキャッチャーとショートも山本と森が昨年成長を見せており、二軍の野手も楽しみな選手が少なくない。ソト、宮崎敏郎などの力が落ちてきた時にここに名前がある選手がレギュラーにおさまるのが理想的な形と言えそうだ。

 一方で投手陣は一軍の戦力不足以上に二軍の主力となっているのが育成選手の宮城だけという状況が大きな不安要素だ。入江大生、阪口皓亮、高田琢登などが相次いで故障に見舞われており、数年後の投手陣を背負って立つ太い柱はまだ見えてこない。そんな中で昨年のドラフトで高校ナンバーワンの評価を受けた小園健太を獲得できたことは大きいが、今後もエース候補になれる人材を積極的に獲得する必要があるだろう。


5位:巨人

一軍主力投手:戸郷翔征
一軍主力野手:
一軍戦力投手:大江竜聖
一軍戦力野手:
二軍主力投手:戸田懐生、平内龍太、(横川凱)、(堀岡隼人)
二軍主力野手:秋広優人、湯浅大、中山礼都、(喜多隆介)

 毎年のように他球団の主力が入団するのはお家芸と言えるが、その影響もあって一軍の戦力となっている野手は0という結果になった。主砲の岡本和真が今年で26歳とまだ若さがあるのは心強いが、若手野手の底上げは必要不可欠である。昨年、高卒1年目ながら二軍で積極的に起用されてある程度の結果を残した秋広と中山の成長が大きなカギを握ることになるだろう。

 トータルで見れば6位の中日と比べても厳しい状況に見えるが、わずかに上と評価したのは今年で22歳ながら主戦へと成長した戸郷の存在があるからだ。昨年は一軍に定着してから数えて“2年目のジンクス”に苦しんだが、それでも2年連続で9勝をマークしたのは評価できる。しかしまだまだ次代のエースと呼ぶには心許ない状況であり、二軍の主力投手に名を連ねた選手以外にも山崎伊織、堀田賢慎、そして今年入団した翁田大勢(※登録名は大勢)、山田龍聖など上位指名の選手をどう戦力にしていくかが重要になりそうだ。

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まだ戦力になっていない“有望株”が多い中日