阪神・及川雅貴(左)と広島・大道温貴(写真提供・阪神タイガース/広島東洋カープ)
阪神・及川雅貴(左)と広島・大道温貴(写真提供・阪神タイガース/広島東洋カープ)
この記事の写真をすべて見る

 プロ野球のキャンプインも目前となり、各球団オフの補強はひと段落した印象を受けるが、シーズンを大きく左右するのが現有戦力、特に若手選手の上積みである。昨年もヤクルトでは奥川恭伸、オリックスでは宮城大弥、紅林弘太郎が一気に中心選手へと成長を遂げ、チームの優勝に大きく貢献している。

【写真】イチローが「本当の天才」と言った男とは?

 そんな次世代のチームを担う若手について、今後が期待できる選手の充実度をランキング形式で評価してみたいと思う。若手選手の対象としては2022年の満年齢が24歳以下とし、一覧の()内の選手は育成選手となっている。また、今年のルーキーについては対象として考えず、あくまで昨年の成績で評価した。今回はセ・リーグの6球団についてだ。/パ・リーグはこちら→山本、宮城が揃うオリックスは文句なし! 最下位は? “若手充実度”ランキング【パ・リーグ編】

*  *  *

1位:広島

一軍主力投手:森浦大輔
一軍主力野手:坂倉将吾、小園海斗、林晃汰
一軍戦力投手:玉村昇悟、高橋昂也、大道温貴
一軍戦力野手:石原貴規、羽月隆太郎
二軍主力投手:遠藤淳志
二軍主力野手:中村奨成、矢野雅哉、韮沢雄也、(木下元秀)

 野手の充実度から広島をリーグナンバーワンの評価とした。昨年はプロ入り5年目の坂倉がリーグ2位の高打率(.315)をマーク。そしてともに3年目の小園と林が三遊間のレギュラーに定着すると、小園は打率3割に届かなかったものの規定打席に到達し、林も二桁本塁打を放つ見事な活躍を見せた。主砲の鈴木誠也が抜けるのは大きなマイナスだが、中村奨成にも開花の兆しが見られており、二軍で主力となっている若手が多いのはプラス材料だ。

 投手は森浦がセットアッパーに定着。同じくルーキーだった大道も素材の良さを見せ、玉村と高橋のサウスポー2人も先発として成長を見せている。しかし二軍の主力としてカウントした遠藤は前年から大きく成績を落とし、アドゥワ誠、山口翔、田中法彦なども停滞が続いている。今年2年目となる小林樹斗は楽しみな存在だが、そろそろ高校生の大物投手をドラフトで狙いたいところだ。

著者プロフィールを見る
西尾典文

西尾典文

西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。修了後も主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、AERA dot.、デイリー新潮、FRIDAYデジタル、スポーツナビ、BASEBALL KING、THE DIGEST、REAL SPORTSなどに記事を寄稿中。2017年からはスカイAのドラフト中継でも解説を務めている。ドラフト情報を発信する「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも毎日記事を配信中。

西尾典文の記事一覧はこちら
次のページ
2位、3位に選ばれたチームは…