6位:中日
一軍主力投手:
一軍主力野手:
一軍戦力投手:藤嶋健人、橋本侑樹
一軍戦力野手:高松渡、根尾昂
二軍主力投手:清水達也、山本拓実、森博人
二軍主力野手:土田龍空、石垣雅海、伊藤康祐、岡林勇希
セ・リーグの6球団で唯一24歳以下の主力選手が不在ということで最下位となった。一軍の戦力となっている4人の選手も藤嶋が主力に近い位置にいるものの(48試合登板で防御率1.59の好成績もホールド数はチーム6位)、それ以外の3人はまだまだ一軍に定着したとは言えない状況だ。少し年齢層を上げて27歳までを見ても完全に一軍の戦力となっているのは小笠原慎之介(25歳)と外国人選手のR.マルティネス(26歳)だけ。入団してから一軍に定着するまでに時間がかかるケースが非常に多い印象を受ける。特に昨年はリーグトップの防御率を誇った投手陣も次代のエース候補が少ないだけに、一昨年のドラフト1位である高橋宏斗を何とか早く戦力へと成長させたいところだ。
今回は昨年の成績をもとに評価したため6位となったが、それでも野手は根尾、土田、岡林、昨年は故障に苦しんだ石川昂弥など、将来が楽しみな選手は少なくない。彼らと高橋宏斗の成長次第では、今シーズンが終わった時点では一気にリーグ上位へ浮上することも期待できるだろう。(文・西尾典文)
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●プロフィール
西尾典文1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。