――エビデンスでようやく動くと。
ゆ:そのやり取りで、この人面倒くさいけど根拠があったらちゃんと納得するんだなって分かったので、それ以降、これは自分が単に気になっているだけなのか、具体的にデメリットが発生するものなのか? って視点から考えるようになりました。
――ひろゆきさん、そろそろ一言。
ゆ:宇宙語以外でな。
ひ:うすうす。
ゆ:そんなんじゃダメ。
ひ:勝った。
ゆ:人間付き合いは勝ち負けじゃないんですー。
■妻の好きなところ
ゆ:素朴な疑問なんだけど、なんでネット越しだとそんなに偉そうなの?
ひ:偉そうにしてるつもりはないんだけど、気品が漏れてしまってるんでないかと。
ゆ:前に動画で「僕、家庭でのポジションそんなに低くないんで!」って言ってたじゃない。以前、「ひろゆきくんの周りの割と優秀な人ってネット弁慶が多いよね」って話になって、某IT企業の創業者もネット弁慶気味じゃない? って言ったときに、きみが「家庭でのポジションが低いからね。ネットで偉そうに振る舞うことで均衡を保っているんだよ」って。私が「え、じゃあうちも」って言いかけたら逃げたけど。あれなんだったの?
ひ:なんだろう。
ゆ:配信とかでも、誰もいない部屋では私のこと偉そうにネタにしてるけど、部屋から出てくると「ぶふーん♪」とか言って甘えてきてさ。なんか外向きに強いアピールがしたいの?
ひ:およ。
――ゆかさんのことを心から信頼して、愛している証拠ということでいいですか?
ひ:うひょ。
――ごちそうさまです。
ゆ:(すごい言わせている感)
――『だんな様はひろゆき』では、なれそめも描かれました。初めて会ったとき、ゆかさんから手書きの名刺をもらったときの率直な気持ちは。
ひ:変な人だな……と。
ゆ:その割には私のメアドからYahoo のアカウント調べて、メールだけじゃなくてメッセンジャーからも声かけてきてたよね、割と毎日。
ひ:そだっけ?
ゆ:うん。ログインすると毎日「おはよー」って。bot みたいに。
ひ:暇だったんじゃないかと。
ゆ:じゃあ今も暇なんだね。
――ゆかさんの好きなところは。
ひ:努力家なとこですかね。フィリピン行って、英語勉強してみたりとか。
ゆ:もう10年近く前のことですね。もっと話せた方が自分が楽しいだろうなぁ、と思って。必要性があったというか、やりたいと思ってやったことなので、努力なのかなぁ……。
――反対に、ゆかさんの「どうしても直してほしいところ」は。
ひ:怒るところ……。
ゆ:私が怒ることって、「トイレを汚したら掃除して」「浴槽を汚したら洗っておいて」「夜中12時過ぎに生放送しないで」っていう、大体この3つなんですよね。
――検討の余地はありますか? ひろゆきさん。
ひ:はてさて。
(書籍編集部・大坂温子)