発売2カ月で3万部(電子書籍のダウンロード数含む)を突破したコミックエッセイ『だんな様はひろゆき』(原作・西村ゆか、作画・wako)。刊行に際して、面倒くさがるひろゆきを引っ張りだし、さながら罰ゲームのような対談を敢行した。
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妻の前ではほとんど宇宙語というひろゆきだが、果たしてまともな返答を返してくれるのか――。同書より抜粋して掲載する。
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●スポンジ紛争
―考え方の合わないパートナーと仲良くやっていくコツは?
ひろゆき(以下はひ):まあ、考えが合わないのが当たり前だと思ってるので……。
ゆか(以下はゆ):でも、家事に関する考え方の違いは、一日交替制にすることで結構解消されましたね。例えば、今日は私が家事当番なのでご飯も後片付けも全部やります。彼は手伝いたかったら手伝う。
気がついた方がやるにすると、大体何でも私が先に気になるので、1日の中で準備や片付けも含めて結構時間を取るご飯作りが当番制になるとだいぶ楽ですね。
―ただそれだと、掃除の際は範囲や質にムラがでませんか?
ゆ:彼が汚したのにもかかわらず私が掃除してる、とかだったら言います。私が使ったわけでもないのに、トイレの便座が汚れている→本来なら汚した人が掃除すること、みたいな。そもそも、「ここまででいいや」のラインって人によって違うじゃないですか。私の方がより気になるタイプだから、彼のやったことに満足ができないっていうのと、私がやるべきことではないのになぜか代わりにやってるっていうのを切り分けて考えると、割と楽な気がします。
―漫画では食器洗いでも試行錯誤されてましたね。
ゆ:昔、食器洗い用のスポンジのことでめちゃめちゃ揉めたことがあったんですよ。私は使った後に熱いお湯で洗剤を全部流す勢いでスポンジを洗って、固く絞って引っ掛けておく派。彼は、洗剤が残った状態で濡れたまま放置。
「濡れっぱなしで置いたら不衛生だから絞りなよ」って言ったら、「洗剤がついた状態だから別に汚くない。君が嫌だって思っているだけだ」って言われて。
ムカついてネットで調べて「ほら、汚いって言われてるよ!」って悩み投稿サイトのURL送ったら、「こんな根拠に乏しいものがデータとして使えるわけないだろう!」みたいなこと言われて、もっとムカついて。
結局どこかの学会がまとめたPDFのデータ送ったんですよ。そしたら「分かった」って納得して、水気を絞るようになりました。