2月7日、北京五輪のフィギュアスケート団体で、日本勢がフィギュアの団体種目としては初となる銅メダルを獲得した。中でもチームを勢いづけたのは、開幕式のあった2月4日、最初の種目である男子シングルで好発進を決めた宇野昌磨だ。
演技後に「予定構成を滑り切れたのは数年ぶり」と語ったように、4回転-3回転のジャンプをしっかりと着氷。3本のジャンプ全てに高い加点が付く演技で、チームジャパンの先陣を切った。
その宇野が、北京に携えていったものがある。「レオニダス」のチョコレートだ。弟の宇野樹が運営するYouTubeチャンネルで、「兄(宇野昌磨)の大好きなチョコレートショップ」「北京に持って行きます」と紹介された。
レオニダスカスタマーサービスの内海博美さんは、反響についてこう語る。
「2月3日にオンラインショップで『宇野選手が北京に持って行ったチョコレートを、私も食べながら応援したいです』というコメントを頂戴したのが最初でした。以降、本当に驚くほどのお問い合わせやご注文をいただいております」
宇野が購入したのは、「マノンカフェ」。コーヒー風味のクリームやナッツをホワイトチョコで包んだ、レオニダスの代名詞ともいえる一品だ。ベルギーの本店では看板商品だが、日本では期間限定の販売ということもあり、熱心なレオニダスのファンを中心に人気を博してきた。
「今年は、コロナ禍での航空便の都合もあり、若干前倒しで商品を手配していたのですが。宇野選手を応援したいというファンの方の熱意で、一時的に品切れしている店舗もあるようです」(前出の内海さん)
折しもバレンタインシーズン。店舗だけでなく、催事場の売り場でも、「宇野昌磨選手のチョコレート」と指名して購入する客が後を絶たないとか。
団体予選では、「りくりゅう」こと三浦・木原ペアが、パーソナルベストを更新する好演技。アイスダンスの小松原組も大きなミス無く乗り切り、トリプルアクセルを封印して完成度を上げた樋口新葉が、女子で2位につけた。