東京五輪ではメダルには手が届かなかったが、北京五輪でのメダルへの期待もかかる。「スケボーでの悔しさをここで見せてほしい」(静岡・30代女性) 「引退する(ショーン・)ホワイトとの最後の対決がどうなるのか見てみたい」(埼玉・40代女性) など、メダル争いのカギを握る超大技・トリプルコーク1440(縦3回転、横4回転)を決める平野歩夢に注目が集まる。
同じく第2位の高木美帆は日本選手団の主将を務め、5種目に出場する。「女子スピードスケートは全種目に注目しているので」(和歌山・40代男性) 、「高木美帆は実績からして有力選手」(神奈川・60代男性) と、出場種目が多いことなどからも期待がふくらんでいる。
そして、「北京五輪で注目している選手・競技は?」の問いに、堂々の第1位は「羽生結弦」(28%)。「羽生結弦選手が過去の自分を更に超えてくるのか。4回転半に挑むのか……そしてそれが成功した時にどんな点数が出るのか。私がではなく全世界が注目していると思う」(大阪・50代男性) と、世界で誰も成し遂げたことのないフリーでのクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)挑戦にも大いに注目が集まる。また、羽生結弦が今大会で金メダルに輝けば、フィギュアスケート男子で94年ぶりの3連覇も懸かっている。とにかく「金メダルを!」「三連覇を!」の声が幅広い年代から集まった。
■長野銅メダリスト岡崎さんは「27歳」選手に注目
注目される選手たちについて、1994年のリレハンメルから2010年のバンクーバーまで5大会連続で五輪に出場し、1998年長野五輪では銅メダルを獲得するという輝かしい成績を持つ岡崎朋美さんはこう話す。
「年齢で言うと高木美帆選手が27歳で、羽生結弦選手も27歳。北京五輪ではないですが、大谷翔平選手など27歳。この年代の人たちは、何かすごいパワーを持っていると感じています。また、その下の世代、例えばモーグル女子の川村あんり選手は17歳で、若手がいい味を出して活躍している。若さがあるから気持ちが前にドーンといくというか、色々なことに惑わされず、自分のやるべきことに突き進めるのではないかと思って活躍を見守っています。そんな若い選手たちは、小さい頃に“オリンピックに出ることが夢です”と、語って有言実行し、自分の強い気持ちを持って北京五輪にも臨んでいる。だから、ぜひ、金メダルをとってもらいたいと思いますね。高木美帆選手などの27歳、その下の10代、世代も競技は異なりますが、目標にしているものは金メダル。やっていることは競技の特性でそれぞれ違うけれども、気持ち、目指すことは同じで、みんなで日本チームを盛り上げていこうというのが選手たちから伝わってくるので心強いと思っています」