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 神様が与えた試練は過酷すぎる。そう思ってしまうほど精神状態が心配されるのが、女子スキージャンプのエース・高梨沙羅だ。

【写真】驚くほど大人の表情に…蜷川実花撮影でグラビア表紙を飾った高梨沙羅

「高梨はスキージャンプの第一人者として世界で活躍し続けた。海外の選手たちにも尊敬される存在で、今回の結果に『サラは大丈夫?』と心配の声が多く上がっている。失格になった件もウェアを選ぶのはチームスタッフで彼女の責任ではない。自分を追い詰めすぎないで欲しいですね」(スポーツ紙記者)

 3度目の五輪に臨んだ今回は金メダル獲得が期待されたが、5日に行われたスキージャンプ女子個人決勝戦で合計224・1点の4位。1回目は98・5メートルで5位。2回目は100メートルで順位を一つ上げたが、2大会連続の表彰台は叶わなかった。続く今大会から採用されたノーマルヒル混合団体では想定外の出来事に見舞われる。

  1番手で飛んだ高梨は103メートルを計測。女子個人銅メダルのニカ・クリジュナル(スロベニア)の126・6点に次ぐ2位の124・5点が表示された。笑顔を見せていたが、その後にスーツ規定違反で失格となったことが判明。

 規定違反の理由は高梨のスーツがもも周りが規定より2センチ大きかったという。1回目の得点が「0」となり、ショックを隠せない。うずくまり顔を覆って涙を流している映像が映った。この状態で高いパフォーマンスを見せるのが凄い。2回目は98.5メートルを飛び、この組2位の得点で8位から5位に浮上したが、着地後に両手で顔を覆ってしゃがみこんだ。涙が止まらない。テレビカメラの前で深々と頭を下げた。

 佐藤幸椰、伊藤有希、小林陵侑も好ジャンプを見せて猛追したが、4位とメダルに届かなかった。この競技で4か国5人と失格者が続出。ルール適用と透明性について物議を呼んだ。

 号泣してメディア取材に対応できないほどショックを受けた高梨は、自身のインスタグラムで真っ黒の画面を公開し、思いを綴っている。

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真っ黒な画面のインスタグラム