池谷:英語より、国語が大変でしたね。国語は時間内に最後まで読めなかったです。でも、みんなそうだと思ってたんですよ。読めなくても、大意をつかんで答えるのが国語だと思っていて。

安住:ええ~! そうしたらみんなちゃんと最後まで読んでると知って驚いたわけですか(笑)。おもしろいなあ、あまり周りにいない天才ですよね。先生って、確か人の顔の認識も苦手なんですよね。

池谷:相貌失認というんですけど、顔があまり覚えられないんですよ。

安住:奥さんや娘さんの顔を間違うということはあるんですか?

池谷:大丈夫です、それは(笑)。さすがに10回くらい会えば、誰でもわかるようになるんで:うちのラボのメンバーも間違えないです。

安住:よかった~!

池谷:でもマスクするようになってきつかったですね。やっと目だけで判断できるようになりました。安住さんは逆に、マスクをして外を歩いていても、不自然じゃなくなったんじゃないですか?

安住:私はスーツが制服みたいなもので、私服になると意外性があるようですね。お正月に実家に帰ると、姪っ子が気づかないことがあります。

池谷:イメージと違うから!

安住:ええ。以前、私が夜中に私服でアナウンサーセンターに入ったら、アナウンサーの江藤愛さんに「不審者がアナウンサーの机をごそごそやっている」ということで警備員に通報されたんです。ひどくないですか?

池谷:アハハ! それはひどいですね。

安住:その屈辱があったんで、次に江藤さんがその部屋にいるとき、トイレに行って髪を直してから入ったんですよ。そのときマスクをしていたんですが、あまりに目力が強すぎたみたいで、今度は「あ、今度入った新人くん?」って。

池谷:おもしろい。そういえば私も、飲み会のときに安住さんが私服で眼鏡をかけていらっしゃって、誰かわからなかったことがありました(笑)。

◆フリーランスか組織に属するか

――共に長く第一線で活躍する池谷さんと安住さん。裏にはそれぞれ独自のインプット法があるようだ。

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