牧田和久投手
牧田和久投手
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 各球団の若手たちが春季キャンプで躍動するニュースが報じられている中、孤独なトレーニングを続けているのが昨年限りで楽天を退団した牧田和久だ。報道によると、NPB復帰を目指し、古巣の社会人・日本通運のグラウンドで自主トレを行っているという。

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「救援陣が充実していると言える球団は少ない。牧田はまだまだNPBで通用すると思っていたので楽天の戦力構想から外れた時、どこも獲得に動かないのは意外でした。古巣の西武、外部補強に積極的な巨人も手を挙げないのを見ると、実力以外にネックがあると思われがちですが、チームの輪を乱すタイプではない。このままNPBに戻れないのはもったいない気もしますが…」(スポーツ紙記者)

 球界でアンダースローの第一人者として活躍してきた。西武では守護神、先発、セットアッパーと全ての役割を全う。あらゆるポジションできっちり抑えることから、「困った時の牧田」と称された。侍ジャパンでも2017年のWBCで守護神を務めるなど、物怖じしない性格で大舞台にも強い。同年オフにポスティング・システムで米国・パドレスに移籍。メジャーでは思うような結果を出せず、19年限りで退団。古巣の西武、阪神、楽天が獲得に名乗りを上げて争奪戦となった。

「楽天に条件で見劣りしましたが、西武も獲得に熱心でした。フロントはメジャー移籍後も牧田の動向を常に注視していました。もちろん牧田は色々な考えがあったのでしょう。楽天入りを決断したことに非はありません。ただ、西武に戻っていればこのよう形でチームを去ることにはならなかったと思います」(スポーツ紙デスク)

 楽天に在籍期間は2年のみだった。20年は52試合登板で2勝2敗2セーブ22ホールド、防御率2.16とセットアッパーとして申し分ない活躍だったが、昨季は17試合登板と激減。0勝0敗2ホールド、防御率3.31に終わった。だが、イースタンでは29試合登板で2勝1敗3セーブ、防御率0.33と抜群の安定感を見せていた。「牧田はまだまだできるよ」という声が多いのは事実だった。

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