泉市長はツイッターでも斎藤知事に対話を呼びかけ、意見をぶつけている。泉市長からの携帯電話やツイッターについて2月17日、記者らに問われた斎藤知事は困惑した表情で答えたという。
「ちょっとあの、(電話は)把握していない。ツイッターを拝見していないので、お答えできない」
明石城、明石公園の問題について兵庫県土整備部まちづくり局公園緑地課を取材すると、木の伐採は前任の井戸氏時代からの計画だと説明した。
「文化財保護法で文化庁に許可をもわらないと伐採できません。明石市とも話し合っております。泉市長はトップなのですべての書類に目を通せないのかもしれませんが、行政として手順を踏んでやっています。ただ、木の伐採で市民団体などからも要望が寄せられております。兵庫県の情報発信が足りない点があったように思います。また当初、保存の予定だったサクラやモミジの木も伐採されてしまったこと、木が産廃扱いとなっているなど県にも至らない点があったのは事実。泉市長がお話されている木の根元の黒い液体は、墨汁です。造園でよく使用され、薬剤ではありません。泉市長と斎藤知事の対立についてはなんとも言えないです」(同課)
泉市長は明石公園の問題について「今後も斎藤知事に1対1の会談を申し入れたい」と話している。
(AERAdot.編集部 今西憲之)