
鹹豆漿は台湾の朝食として有名です。記者も台湾に行った際、鹹豆漿が名物の「朝ごはんが台北イチおいしい」とガイドブックで紹介されていた店に行きました。ただ1~2時間並ぶのは当たり前らしく、あまりの行列の長さに諦めて別の店に入った記憶があります(それでも十分おいしい朝食が食べられましたが)。
さて、早速朝食セットをいただきます。くせのない豆乳豆腐のスープに、外見はチュロスのような揚げパンのかけらをひたして食べると、スルスル―と胃まで届くかのような、やさしい味。「葱肉酥餅」は、簡単に言うと肉団子がパイ生地で包まれているお団子パン。一口食べると中身はジューシーで、香ばしい。見た目はかわいい感じですが、食べ応えがあり、あっと言う間に完食。ピーナツ餡の「花生餅(フアシェンビン)」は、上品なくどくない甘さ。たくさん食べた割には、ちょうどよい腹8分目です。このおいしいのにさっぱり感があるところが、台湾朝食の人気の理由だと、改めて感じました。
【DATA】
東京豆漿生活
住所:東京都品川区西五反田1-20-3
営業時間:平日8:00~15:00 土日祝9:00~15:00(売り切れ次第営業終了)
休:なし(年末年始)
台湾発のおしゃれ百貨店「誠品生活日本橋」
おいしい朝食で元気が出たところで、次に向かったのが「台湾の大人気百貨店上陸!」と2019年の上陸直後から注目されていた「誠品生活日本橋(せいひんせいかつにほんばし)」。日本橋にあるコレド宝町テラス2階フロアに、台湾の書店、カフェ、化粧品、お茶など個性あふれるショップが軒を連ねています。百貨店というより「雑貨食品版セレクトショップ」でしょうか。通路にまで台湾で流行しているグッズがずらりと並べられています。
訪れた日に廊下に展示されていたのは、台湾で最も注目されているクラフトビール専門店「TAIHU(臺虎精釀)」のグッズ(日本で言うならサントリーBOSSグッズ?)。台湾の若者が身に付けているんだろうな~と思われる帽子やカゴやTシャツがビールと共に並んでいます。もし台湾で見かけたら「お土産にぴったり」といくつか買ってしまったことでしょう。渡すとき「これね、台湾の若者の間ではやっているんだよ。台湾にしかないんだって」と若干ドヤ顔で渡せますので……こんなふうにお土産を選ぶ気分が味わえるのも久しぶり。まさに海外旅行気分、台湾気分です。