個人で行っているカップルYouTuberも、別れると人気が不安定になります。このような原因でも、チャンネルはオワコン化してしまうのです。また、個人で行っている場合、人気が出てくると暮らしぶりが変わってしまう現象が起こります。例えば、貧乏系YouTuberとして人気になったものの、YouTuberとしての収入が増えてしまったために、貧乏コンテンツを真面目にアップしなくなってしまう…というオワコン化もあります。組織的に行う場合は、ボロアパートの部屋を撮影所として借りて撮影を行うため、このような自体は起こりにくいです。YouTuberは絶えず、進化し続けなければなりませんが、変わってはならない部分もあります。それが、人気の要素となる部分なのです。
個人で運営していると、モチベーションが下がることもあります。誹謗中傷などで精神的に参ってしまったり、過労で体調不良になるなど理由はさまざまです。ある程度、生活に困らないくらい稼いでしまうと、一生懸命に働く気力がなくなる場合もあります。
また、単純に「飽きる」ことも多いです。ある程度慣れると、動画制作が作業になってしまいます。また、趣味が仕事になることが苦痛になるパターンもあります。例えば、飲み歩き系のチャンネルで人気になると、飲み歩くことが仕事となり、場合によっては義務となります。再生されやすい店やメニューのパターンなども研究したり、カメラアングルや照明や編集点やテロップ位置などを考えながら入店して飲食します。週に何本か投稿しよう、ライブ配信もしよう…などと意識すると、趣味の飲み歩きが、苦痛になるのです。ジャンルは違えど、似たような現象は多く起こります。趣味が仕事になったために辛くなる、という意外な原因も多いのです。
このように、チャンネルがオワコン化する原因はさまざまですが、人の気持ちや心の部分が大きな問題となります。良いコンテンツを何年も安定して供給し続けるのは、相応のモチベーションや覚悟や仕組みが必要なのです。