先日、ある森の土地を買った。美術館をつくるためだという。アーティストごとに分かれた小さな美術館を森に点在させ、森を巡りながらそれぞれの世界を体感できる、生命力あふれる森をつくる予定だ。サグラダ・ファミリアほどではないが、5年後の着工を目指し、完成は10年以上も先だという。さて、加藤さんは北海道のガウディになれるのだろうか。
「自分がやってきたことが正しかったかは、ずっと先じゃないと分からない。多分、100年後かな? 死んだあとのことを考えて、いまを生きています」
(監修/高橋紀成、文/メディアプロデュース部)