「それが、事業者の調査で評価が短期間に変わったのは調査報告書をいただき精査した結果です。液状化しにくいと、ウソをついていた? そういわれると、いやなんとも…。大阪市が至らず、結果が違ってしまったというのか…。その時点でそう判断したというしかない。410億円の液状化費用はサンドコンパクション・パイル工法で対策工事を行う前提です。コロナウイルス感染症については、募集要項にも記しており、その動向は不透明、IR計画が変更になるか見極めていくしかない」
市議会での可決を受けて松井市長はこう喜んだ。
「10年前だったか橋下(徹)さんが、IRを観光の目玉にと言ったのがきっかけ。12年半かかったが、これで国の認定をもらうところにこぎつけた。エンタメの拠点が見えてきた」
自民党は大阪府議会では賛成、大阪市議会では反対に回るなど、賛否が割れる大阪のカジノ。松井市長の思い描く通りに進むのだろうか?
(AERAdot.編集部 今西憲之)