AERA2022年4月4日号より
AERA2022年4月4日号より

 所属する蹴球部(サッカー部)で、今は選手兼データアナリストだ。

「試合のビデオを見ながら、どれくらい前進できているか指標を出すためにデータを手作業で記録します。そのデータをエクセルに打ち込むのに3、4時間かかります。でも、データ分析でサッカーは大きく変わりました。サッカーは足を使うし、プレーが連続的に続くので、不確定要素が大きく再現性が低いと言われていました。ですが、数値化することである程度まで予測がつく部分も多くなり、戦術や試合の見方が変わりました。大学院を修了後はデータサイエンスの世界も検討しています。どんな職場でもデータサイエンスの考え方は使えると思います」

 早稲田大学も19年度からデータサイエンスプログラムを実施している。

「学部学科、学年を問わず、誰でもデータサイエンスを基礎から学ぶことができます。21年度から四つの段階別にコースを選べるようになりました。21年度は延べ1万1153人が受講しました」(広報課)

(編集部・井上有紀子)

AERA 2022年4月4日号より抜粋

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