Netflixシリーズ「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~」全世界独占配信中
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『とんぼ』は、長渕剛と制作者が自分たちの「美意識」を貫いたことで後世に残る伝説的な作品となった。『トークサバイバー!』でも、全編にわたって「笑いの美意識」が貫かれているので、面白いだけでなく、見る人の心に刺さる作品となっている。

 鉄板トークをどんどん消費する出る側の芸人たちの負担は大きそうだが、この作品は『M-1グランプリ』や『笑ってはいけない』シリーズのような、お笑い界を代表するビッグコンテンツになる可能性を秘めている。続編にも期待したい。(お笑い評論家・ラリー遠田)

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ラリー遠田

ラリー遠田

ラリー遠田(らりー・とおだ)/作家・お笑い評論家。お笑いやテレビに関する評論、執筆、イベント企画などを手掛ける。『イロモンガール』(白泉社)の漫画原作、『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)、『とんねるずと「めちゃイケ」の終わり<ポスト平成>のテレビバラエティ論』 (イースト新書)など著書多数。近著は『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社新書)。http://owa-writer.com/

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