──晴人たちの恋愛に対して感じたことは?
仕事終わりにごはん食べて映画見に行って、夜通し時間も忘れてすごい体力だな、若いなって(笑)。初恋のような楽しみ方。きっと晴人も高校時代とかに恋人はいたけど、真実の初恋に出会えたからこそ、恋の力だけで自分の体力とか無視して、次の日仕事あるとかも関係なく。
それって気持ちはわかるから、素晴らしかったなって思う。20代は一回しか訪れない。Time is flowerだから、思いっきり恋愛を楽しめ!って思いますね。
──晴人と同じく中島さんも写真好きですが、今一番撮りたいものは?
ほんとはパリみたいなヨーロッパの街並みって言いたいんだけど、ご時世がなー。家に飾ってある写真は誰かが撮ったものなので、いつか自分で撮った写真を額縁にいれて飾ってみたいです。
──晴人の台詞にありましたが、「自分を変えたい」と思うところは?
僕は楽しいことがあるとのぼせちゃって離れられないんですよ。最近だと連続ドラマ。睡眠時間削ってまでイッキ見しちゃいました。あとは、たとえば友だちがお家に来ると、次の日仕事でもギリギリまで楽しんじゃうこともあるので、もうちょっと我慢できる人間になりたいなと。
──今作のテーマの一つが“老い”ですが、憧れのおじいちゃん像は?
アルフレッド・モリーナみたいになりたいかな。スパイダーマンのドクター・オクトパスを演じたかたで今68歳なんですけど、なんかずっとふざけたりジョークを言ったりしてるんですよ。
20年前の「スパイダーマン2」のメイキング映像のアルフレッドと、こないだやってた「(スパイダーマン:)ノー・ウェイ・ホーム」(今年1月7日公開)のメイキングのアルフレッドのテンションが変わらない(笑)。やっぱりいつでもユーモアを持っていたい。だから僕は今のまま、このまんまいきたいですね!
(構成/本誌・大谷百合絵)
※週刊朝日 2022年4月8日号