カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
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ペットショップでペットを買いました」と発信すると叩かれる時代に。11年前、犬を飼い始めたお笑い芸人・カンニング竹山さんは、今こそペットを迎え入れることについての様々なことを考えるべきではないかと訴える。

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 僕は子どもの頃犬を飼っていて、妻も家にペットがいた家庭だったので、夫婦2人の生活でペットがいるのがちょうどいいなと思っていました。最初に住んだマンションがペット禁止だったので、ペットが飼えるマンションに引っ越して、飼うことになりました。

 それが、11年前。その当時は、「ペットショップで買うのはいいのかな……?」と思いながらも、ペットショップの事情もよく知らないし、ペットを探していたらペットショップへ行くものだろうと思って、実はペットショップで買っているんですよね。

 でも、世の中だいぶ流れが変わってきて、今、「ペットショップでペットを買いました」というネットへの書き込みは、ものすごく叩かれる時代になった。知り合いが「ペットショップで犬を買いました!」って、Twitterに書き込んだら、すごい勢いで叩かれたそうです。その知人は本当に何も知らなかったらしい。そういう人って、いっぱいいると思うんですよね。

 僕が考える理想ですが、フランスのようにペットショップは廃止ですとしたほうがいいとは思う。でも、日本でいきなりペットショップが廃止ということにはならない。だから、「ペットショップ=悪」と決めつけてしまう前に、メディアとかもペットショップの仕組みを全て明かしていかないといけないと思うんです。それを知った上で、「実はこういう仕組みです、みなさん、どうします?」という流れ。

 個人的な疑問は、ペットショップで売れ残った子はどうなるのか? ペットショップも例えは悪いですが、鮮魚店や青果店と同じで、売れ残ってしまうこともあるわけです。売れ残った子たちはどうなってしまうのかは疑問。だから、保護犬や保護を飼おうとか、きちんとしたブリーダーさんから手に入れようという方向に進んでいるのも理解できる。たぶん、そうした方向に進むのがいいとは思うんですよ。

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ペットショップ「賛成」「反対」という簡単な話ではない