写真はイメージ(GettyImages)
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 インターネット上では、ペットショップは悪だっていう状況になってきているけど、それだけでいいのかなと思ったりもしているわけです。ペットショップでバイトしている人や正社員で働いている人は、悪い人かって言ったら、別にそうではない。ペットショップ=悪という流れは、そもそも仕組みを全て理解しているわけではないし、余りにも閉ざされているからわからない。ペットショップで売れ残ってしまった子たちは、保護犬や保護になり、誰かの手で大切に育てられているかもしれない。だから、ペットショップが全て悪というのは違うと思っているんですよね。

「賛成」「反対」という意見の分断だけで、ペットショップからペットを買うことが「反対」という声が大きくなっているけど、ただ単純に犬や猫を可愛がりたい、飼いたいという人はフツーにペットショップに行くでしょ!? それが普通だと思っている人もいるわけです。一回、ちょっと、そこを整理しなければいけないのかなと思ったんですよね。

 ABEMA「カンニング竹山の土曜TheNight」(毎週土曜深夜0時~)では、ジャーナリストで動物愛護の啓発活動をされている山路徹さんをゲストに呼んで、ペットを飼うことの責任を考えるテーマを取り上げたことがあります。今回(9日深夜0時放送回)も山路さんとペットを考えるのですが、そこには目を覆いたくなるような映像も出てくるかもしれません。

 ペットショップの仕組みに対する疑問もそうですが、一番は飼う側、人間がしっかり考えること。引っ越しで犬が飼えなくなったから手放すなんて話も聞くけど、犬を飼っている自分からは信じられない。「引っ越しで犬をどっかにやらなきゃならないって、“家族”なんだからおかしいだろ!」と思うものの、僕の発想にひとつもないことをやっている人がいるのも事実。

 だから、一番は人間の問題。本当に教育しなければならないのは人間だと思うんですよね。一緒にしてはいけないけれども、里親が子ども受け入れる時に厳しい審査があるように、“家族”として迎え入れることは必要だと思う。

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ただ可愛いから飼うのか?を問いたい