「弁護士でなくとも、H-1Bビザは取得できます。小室さんに適合するビザとして取得は可能です。ただし、雇用主のサポートを得て米移民局に申請したのち、無作為抽選にパスしなければならない」(前出弁護士)

 仮にこの抽選にパスしなかった場合、小室さんと眞子さんは日本に戻るしかないのか。先のニューヨーク市在住の弁護士は、鍵となるのは眞子さんのビザだ、と話す。

 眞子さんは、この2月からニューヨークのメトロポリタン美術館(MET)での活動を始めた。同館が運営するウェブサイトを見ると、明治から昭和にかけて活躍した画家・山田真山の掛け軸の解説文が「Mako Komuro」の署名で掲載されているのが確認できる。

 ジャパンタイムズなどは、眞子さんは無報酬のアシスタントキュレーター、つまりインターンとして活動していると報じている。

 たしかに、眞子さんのMETへの就職は渡米前からうわさされてはいた。

 しかし、眞子さんは博物館学を学んだものの博士号などは取得していない。東京大学総合研究博物館の特任研究員として、東京・丸の内のインターメディアテクで勤務経験はあるが、METで勤務するには、キャリア不足は否めない。

「少なくとも、名のある博物館で勤務するには、英オックスフォード大学マートン・カレッジで日本美術史を専攻し、女性皇族で初となる哲学博士号(オックスフォード大学)を取得した三笠宮家の彬子女王に追いつくくらいの実績は必要でしょう」(皇室に詳しい関係者)

 眞子さんは、通称アーティストビザと呼ばれる「O-1」を取得するのでは、とささやかれてきた。このビザの使い勝手がよい点は、METなどの博物館が雇用主になる必要はない点だ。エージェントなどを通じて行う仕事でも取得が可能だという。

 そして、より目的にかなうのは、「J-1」ビザだという。

「主に交換交流プログラムの一環でアメリカに渡米する人用のビザが、J-1です。職業訓練などを受ける研修目的の『トレーニー』の項目が当てはまるでしょう。期間は18カ月とはいえ、配偶者の雇用許可もつく。その間にさらに、H-1Bビザに再挑戦もできるため、小室さんのビザ問題も当面しのぐことはできそうです」(前出の弁護士)

暮らしとモノ班 for promotion
【フジロック独占中継も話題】Amazonプライム会員向け動画配信サービス「Prime Video」はどれくらい配信作品が充実している?最新ランキングでチェックしてみよう
次のページ
「金融業界に転身した方が稼げる」