見始めるとつい長時間に及んでしまうことも多いスマホだが、受験期間中は「普段通り利用した」という回答が最も多く、8割近くを占めた。「制限を設けた」は17%、「スマホ断ちした」はわずか5%だった。

 1日の利用時間で最も多かったのは「1~3時間」で143人(45%)、「3~6時間」も67人(21%)。「殻に閉じこもってもいい方向に働かない気がして、SNSはいつも通り使っていた」(屋代、法)のように、気晴らしにスマホを積極的に使っていたようだ。

「役に立ったアプリ」では、勉強時間や勉強量を記録できる「スタディプラス」と、大学受験用の授業を15分単位で視聴できる「スタディサプリ」を挙げた人が多かった。

 AIを用いた学習システムを提供する「atama+(アタマプラス)」、現役の大学生からオンラインの個別指導が受けられる「manabo(マナボ)」の名前も挙がった。「Google翻訳」(清風南海、工)や「Googleで調べる各種勉強に役立つまとめサイト」(神戸大附中教、法)のように、グーグルの機能もよく使われていた。

(週刊朝日2022年4月22日号より)
(週刊朝日2022年4月22日号より)

 京大卒で尊敬する有名人では、法学部出身のお笑い芸人・ロザンの宇治原史規さん(34人)が首位に。湯川秀樹さん(27人)、本庶佑さん(8人)らノーベル賞を受賞した科学者や、元大阪大学総長で哲学者の鷲田清一さん(7人)、前京大総長で人類学者の山極寿一さん(3人)などが上位に入った。

 ちなみに、出身者でないためランクからは外したが、やはりノーベル賞受賞者でiPS細胞研究所長を先日退いた京大教授の山中伸弥さんを43人が挙げた。

 ほかに、ももいろクローバーZや、ゆずへの楽曲提供で知られるヒャダイン(前山田健一)さん(15人)、高田ふーみんさん(7人)など、エンタメ分野の著名人も票を集めた。

(週刊朝日2022年4月22日号より)
(週刊朝日2022年4月22日号より)

 YouTuber(チャンネル)では、現役京大生の男性2人組が運営する「いだちゃんねる」が一番人気。京大の学部紹介や就活事情、大学生活に役立つ中身が受験生の支持を集めた。

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