妻の活躍の場が広がれば、渡部もその波に乗る形で復帰への道筋が見えてくるかもしれない。

 芸能評論家の三杉武氏は、渡部の今後についてこう予測する。

「騒動から間もなく2年。大部分の視聴者は許す、許さない以前に『もはやどうでもいい』というのが本音でしょう。しかし、いまだに画面に映る渡部さんに対して強い嫌悪感を抱き、局などに抗議する人がいるのも事実です。事なかれ主義でトラブルを極端に嫌うスポンサーの意向を第一に考える民放キー局からすると、今でも扱いづらい。いずれにせよ不倫騒動前の好感度タレント路線はもう無理だと思いますが、芸人仲間の力を借りてより芸人らしいスタンスで活動したり、人間味を感じさせるぶっちゃけトークを続けることは復帰にはプラスになると思います。今は地上波以外にも活躍の場はたくさんありますから、そのあたりを模索していく形になるでしょう」

 現状では「白黒アンジャッシュ」に力を注ぐしかないが、今後は、新たな活路を見いだせるかどうか。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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